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maintenance_2006--002

フロントスポイラー(チンスポ)を脱着式で取り付けます。

この時代のエアロといえば、定番のフロントスポイラー(チンスポイラー)ですが、このスタイルも好きですけど基本的には
普段は付けないと思うので、ボディーを傷めてまでは付けたくありません。

このチンスポという商品の取付は、殆どの商品がボディーにビス止め又は、リベット止めだと思います。
そこで、ボディーに傷を付けずに、且つ脱着可能にしたいので、専用金物を製作し、簡単に取り付け出来る様に
やりたいと思います。


4.5ミリのアングルと内径12ミリの
アンカー材を使って各々を溶接します。


フロントのテンションロッド付け根に各2本の
ボルトがあるので、そこに留める為穴を開けます。


制作加工が終わり、アンダーコートを
塗布して塗装とします。

制作した金物を固定するのがこの場所です。


このボルトのサイズは、8ミリです。


矢印の部分が制作した金物を取り付けたところです。


フロントエプロンよりの距離は、穴の芯で
約2センチ程度です。


ボディーのオールペンと同時に用意しておいた
ローレル用のチンスポです。一応割ってしまった時の
為に、もう一本仕上げて用意してあります。


この部分がボディーに当たる部分です。


この様にウレタンを貼り付けて、直接FRPが
ボディーに触らないようにします。


チンスポが回り込んだ部分もボディーに
直接触らないようにウレタン材を貼ります。


作業はここまでですが、この後赤い部分のように
チンスポの受け金物を製作します。







引き続き作業が進行しました。


幅3センチのスチールフラットバーに
10ミリのボルトを溶接します。


ボルトの部分はチンスポの傾斜に合わせて
曲げ加工を施してあります。


次にアルミフラットバー100ミリ幅
厚み3ミリの物をチンスポの前面角度に
合わせて切り欠きます。


切り欠きラインです。



切り欠きが完了し各部の面取りを施します。


続いて、先程のスチールフレームに
アルミ板をビスで縫い合わせます。


ビスは4ミリでSUS製を使用します。


ビス留め部分の裏側です。


ビスにて縫い合わせ部分の表面です。


ビスの頭は、飛び出ないようアルミに皿を彫って、
皿ビスにて出ないようにしています。
これでチンスポイラーのホースメント?が完了です。


これでいよいよチンスポ本体を、出来上がった
ホースメントに取り付けます。


この取り付けには、樹脂リベットを使用しました。


これでチンスポ側の加工が完了です。


車に取り付けるのは、前回取り付けた取付台に
ボルトを貫通し、出具合を見ながら、両側ナットで
締め付けて完了です。


ボディーに触る部分は、耐候性のスポンジ
なので、あまりボディーには傷が付きにくいでしょう。


おそらくボディーに直接固定しているものより
かなり丈夫で、揺すってもビクともしません。



これで脱着式のチンスポ作業が完了しました。
キツイ段差を乗り越える事を考えると、これもやがては、
先端部分を上下出来るように進化させたいです。






これにて脱着チンスポ作業が完了しました。