cyliner オブジェクト

下に cyliner の作り方を示します。後で参照するため rod の名前を与とします。

rod = cylinder(pos=(0,2,1), axis=(5,0,0), radius=1)

この cylinder の中心は x=0, y=2, z=1 の位置にあります。その軸は x 軸に沿っており、長さは 5 です。ですから、もう一方の端は (5,2,1) の位置にあります。右図に具体例を示してあります。

cylinder を生成してから、その位置を変更できます。すなわち、新しい位置に移せます。

rod.pos = (15,11,9) # change position (x,y,z)

rod.x = 15 # only change pos.x

もし cylinder オブジェクトに rod の名前を付けずに生成していたら、それを後で参照できません。生成したオブジェクトを移動させる気がないならば、名前を付ける必要はありません。

色を指定していなかったので、cylinder は 前画面:foreground 色に指定されて色になっています。(ウィンドウを制御する )も読んでください)。 デフォルトの前画面は白です。Cylinderを生成してから、その色を変更することもできます。

rod.color = (0,0,1) # rod を青色にします

色を設定するには R,G,B の割合を表す式を使います。これは cylinder の色を突然青に変えてしまうかもしれません。(色選択の詳細は 色指定を参照ください)。 下のように赤青緑の量を個別に指定できます :

rod.red = 0.4

rod.green = 0.7

rod.blue = 0.8

Cylinder オブジェクトは他の属性と一緒に生成することもできます。その属性引数の順序は自由に指定できます。他の属性の全部を指定した例を下に示します。これらの大部分は他のオブジェクトにも適用できます。

pos:位置(Position): cylinder の一方の端の中心です;デフォルトは (0,0,0) です。
三つの数値を括弧で囲んで (3,2,5) のように記述します。

axis:軸(axis) とは、上の pos からもう一方の cylinder の端までの位置まだのことです。デフォルトは (1,0,0) です。

x, y, z:基本的に as pos.x, pos.y, pos.z と同じです。 デフォルトは全部 0 です。

radius:Cylinder の 半径 です。デフォルトは 1 です。

length:この全長は axis の長さを指定します。特に指定されないと axis にの長さによって決まります。デフォルトは 1 です。
もし length が指定されたときは、axis よりも優先します。

color:オブジェクトの色です。赤青緑(RGB) の三つの値で指定します。(1,0,0) は純粋な赤です。デフォルトは (1,1,1) (白です)

red, green, blue (赤緑青の色属性を個別に設定できます。デフォルトは全て 1 です。)

up:Cylinder のどちらかの端点を up として指定します。Cylinder の三次元表示としては殆ど影響しません。デフォルトは (0,1,0) です。

注意:cylinder, arrow, cone, pyramid それぞれに対する pos 属性は一つの端面に対応します。一方で box, sphere, ring の pos 属性は中心に対応します。

VPython を開始するとき便宜的に VPython は display ウィンドウをsceneの名前で生成します。 個別に生成されるオブジェクトはデフォルトで scene:display ウィンドウ上に乗せられます。 By default, objects that you create go into that display window. ウィンドウを制御する も参照ください。この説明の後のほうで、一つ以上のを追加ウィンドウをどのように生成・配置するかを説明しています。