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LAUREL_KSC130_maintenance_38
アイドルアップ(手動ワイヤー式)

暖気運転用のアイドリングアップ装置を取り付けます。
季節はどうあれエンジン始動後は、皆さんも暖気運転をすると思います。
皆さんもいろいろと工夫して対処していらっしゃる事でしょう。
私の場合は、室内にスロットルワイヤーを増設して対処します。

使用するのは、ディーゼルエンジン用のノブを回転させながら調整するタイプを
使用します。引くタイプのスロットルワイヤーも在りますが、操作がラフになりがち
なので、この回転式を採用します。

これだと回転させる事によりワイヤーを引き戻しするので、その日の気温によって
微妙な調整が可能です。

この他にもキャブのチョークも利用しようと思っています。この冬に直キャブのチョークを
試してみましたが、在った方が調子良いし、エンジンの始動も良いようです。
よってチョーク用のワイヤーもこの先、取り付け予定です。

三菱のジープ用のスロットルワイヤーです。
この状態が一番戻した状態
チョーク用では無いのでL〜Hのマークが入ってます。
これが一番多く引いた状態です。これだけの
ストロークがあれば十分ですね。
↓少し進みました!続きです↓
スロットルノブを取り付けるステーを鋼板で製作
スロットルノブを仮組付けし、確認です。
本組み付けをし車両に取り付けです。
とりあえずエンジンルームに出ていますが
大きい穴径は16ミリ(適当に開けたから穴ずれてる)
ステーを塗装してドライヤーで即乾燥しました。
割と目立たないこの場所に取り付けました。
スロットルリンク部分に少し工夫をします。
↑スロットル側の加工予想図↑


スロットル側の取り付けは、上記の予想図のように
スロットルプレートを加工新設し対応しようと思っています。

通常のアクセルの動きに邪魔にならずに、且つワイヤーを
引いたときにはスロットルを動かしてくれるには図のような
工夫をしないと、アクセル操作の度に手動アイドルアップの
ワイヤーが動かされてやがて切れてしまうのではと考えます。

しかしこの様に上手く行くかは判りませんが、先ずはやってみます。
ダメなら直付けしちゃうかも知れません。

部分加工が進みました♪
部品製作に使用した材料です。(赤いのは鉄板です。)
これも単車から外したワイヤー止め
鉄板材の曲げ加工
鉄板曲げ加工の確認
スペーサーを輪切りにして溶接
全体的にはおよそ良いようです。
ワイヤー受け部分は単車から引用して溶接しました。
この金物でワイヤーケーブル外皮を受けます。
横から見るとこの様な配置関係になります。
不動単車から外したワイヤー受け
スペーサーに使用するコンクリート用アンカー
鉄板材の曲げ加工
曲げた鉄板を型取り切抜き
仮取り付け
ワイヤー受けを取り付ける部分が少し心配です。
ワイヤーケーブル受けも単車用を引用し溶接しました。
もう一度仮組みして後は錆止めと塗装です。
ペーパーを掛けて塗装の準備です。

↓ 続きです♪ ↓

今朝出勤前に缶ペンで塗装をしたので
色を付けてしまうとボロが目立ちません
可動部分の当たり面にシリコンワッシャーを入れました。
完成しました。後は車体に組み付けるのみです。
加工は完成しました。
ワイヤー受け側の溶接部分も塗装しました。
白く見えるのが、シリコンワッシャーです。
組み付け完了!試運転を待つ状態です。

↑改造前の状況↑

↑改造後の状況↑
3月31日これで完了です♪
完成後のコメント

ようやくアイドルアップ(暖機運転目的)装置が完成しました。

早速エンジン始動させて調子を見ました。室内の回転ノブを回すと

約3ミリ程度引かれるとアイドリングの回転が上昇し始め、そこから

およそ5ミリ程度引かれた時点で回転数が2,000回転くらいです。

室内側の引き代は2.5センチほどあるので十分過ぎる引き代があります。

安全のために3ミリ程度の余裕を持たせたのでノブを回しても、回転が

上がり始まるまでには、ノブを4回転ほど回してからです。

結局、暖機運転に使用するためにワイヤーを計画する時は

引き代なんて少しで良いのですね。私はもう少しワイヤーを引くのかな?

と思いながら作業を始めましたが、そんなに必要無かったです。

十分な検討をしたつもりの計画なので、走行中にスロットルが引っかかる

なんて事は無いと思いますが、今後よく注意深く見て行きます。



4月1日、続きのインプレッションです。

完成の翌朝、早速暖気運転の試運転?をし出勤してみました。

いつもの様にエンジンを始動し、完成直後のアイドルアップを使用し

回転を上げました。

この時の調整値について、エンジンは温まると冷間時より回転が高く

なるのでおよそ1,000回転位に調整し、暖気運転をしてみました。

歯を磨いたりしているうちに車に行ってみるとエンジン回転は、

約1,700回転位まで上がり運転していました。

おそらく始動直後の冷間時の調整は、もう少し下げ気味の800回転位で

調整した方が、安定時のエンジン回転がもう少し抑えられるかもしれませんね。

アクセルを煽って暖気運転するとどうしても排気音がうるさくて気になりますが、

今回のようにスロットル固定の暖気運転だと以前より気になりません。

随分静かになった気がします。

これだと住宅地に住んでいる方にもお勧めです。

これとは別にエアコン使用時の、アイドルアップも考えています。

バキュームを利用して、アイドリング時の回転を上げようとしていましたが

この調子だと必要無いかもしれませんので、様子を見てみます。